公益財団法人 京都地域創造基金

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京都の市民活動に寄付を届けます

2009/12/22

1分で伝える

 先日、きょうとNPOセンター主催のファンドレイジング力向上セミナーの第3講「団体CMづくりで高めるファンドレイジング力」が開催されました。
 当財団もNPO自身がファンドレイジング力を高めることが重要との認識のもと、セミナーに協力しています。

 当日の講座にも参加してきたのですが、

 1分間で自分の団体のことを伝えることの難しさと同時に面白さ、そしてその作業を通じて得るものがたくさんあることに気づきました。
 1分間という短い時間で伝えたいことをどう伝えるか、一つひとつの要素を洗練させる必要があります。

 伝える「言葉」を探し出すには、団体内部でミッションや活動の社会的背景、そして成功体験(上手くいった事業とその具体的成果)を振り返り、共有しなければなりません。
 この団体内部での振り返りと共有がCMづくりという本来の目的に加えて、ファンドレイジング力を高めることにつながる重要な作業と学びでもあります。

 言葉を探し出しても、言いたいことを詰め込んで表現しては、時間が足りません。(そういう意味ではテレビCMの15秒はプロの技ですね)

 行間をよみ取らせる(行間をよむことができるのは日本人特有の能力だと聞いたことがあります)ことを前提に、言葉を選ぶ・・・
 どういう順番で伝えればいいか・・・将来ありたい社会像を先に伝える・・・課題を先に伝える・・・受け手に疑問を投げかける・・・どれがいいか。
 どうすれば、足を止めてもらえるか、関心がない人にまず耳を傾けてもらえるか・・・
 その上で、どんな言葉を使えば、心に響くのか、共感を得られるか・・・
 BGMは? CM中に使う映像や写真は? 写真や映像がない活動であれば、どうする?

 この作業は、CMづくりだけでなく、どうやって支援者になる可能性のある人に伝えるか、支援者からの寄付をどう得るか、会話や手紙、HP・・・全ての根底にある作業のように感じました。

 講座では、多くの時間をCMづくり(映像、スライドショー編集ソフトの操作とCM作成)に費やしました。
 今回はWindowsに標準搭載されている「ムービーメーカー」というソフトを使いましたが、Macには、iMovieというソフトも標準搭載されています。Windowsを所有されているみなさんの多くは、こんなソフトが入っているなんて、何年も知らなかった・・・という声も結構聞かれました。(Macユーザーではありますが、私も全く知りませんでした)
 ムービーメーカーもiMovieも標準ソフトとは思えないくらい、直感的に、簡単に写真や音楽、文字を使って質の高い映像をつくることができます
 参加者はもちろんのこと、主催者スタッフも、映像づくりの楽しさにのめり込んでいました。

 つくった映像をすぐにプレビューでき、またHPなどにも簡単に公開できますから、CMだけでなく、活動報告など団体の見せる道具にぜひ積極的に活用していきたいですね。
 そのときは、1人でがんばるのではなく、ぜひ理事やスタッフと一緒につくってみてはどうでしょうか。CMという道具の完成以上の成果が団体内部に残ると思います。


[とだ]