前回のブログに引き続き、「いわてGINGA-NETプロジェクト」での
わたしの体験をつづります。
「いわてGINGA-NETプロジェクト」では毎日仮設住宅で、
仮設住宅内での新しいコミュニティづくりをサポートします。
わたしは阪神・淡路大震災を兵庫の西宮で経験しましたが
仮設住宅での孤独死などがあったことは、
今でも心の片隅に焼き付いています。
仮設住宅に住んでからの絆づくりも大事だと思っています。
実際、今回岩手に行った際に仮設住宅で、
とあるおばあさんにこんなお話を聞かせていただきました。
「孫がね、毎晩、座布団を並べて毛布をかけて、寝床をひとつ余分につくっているの。
それで、『何をしているの?』と聞いたら、
『おじいちゃんが夜会いにきてくれるから、おじいちゃんの寝るところをつくっているの。
おじいちゃんはわたしに会いにきてくれて、
おばあちゃんには会いにきていないから、おばあちゃんには見えないんだよ。』と。
おじいちゃんは、津波で流されてしまったんだよ・・・」
「わたしたちは本当に恵まれている。ここには支援物資もたくさん来るし、
津波から逃げるときに置き去りにしてしまった猫ちゃんたちとも再会できた。
今までは海での生活で、今は山での生活で、食べたことのない山菜を食べて
息子も『美味しい』と喜んでくれている。
でも、冬になったらどうなるんだろう。岩手は本当に寒い。布団は・・・?
孫も今は小学生だけど、どんどん成長して、物も増えてくる。
そのときに今の仮設住宅では狭くなる。どうしたらいいんだろう」
岩手の人は本当にあらゆる面でつよく立ち、前を向こうとしています。
起きてしまったことを後悔するのではなく、現実を受け入れる。
だからこそ「恵まれている」という言葉が出てくるのではないでしょうか。
過去を振り返り、生活を比較すれば、今は“悲しい”現実になる。
でも過去には戻れないのだから、今に感謝して生きていく。
そのような、つよさを感じました。
同時に、冬を越すための支援、メンタル的なケア、
長期的にその時に応じた支援が必要だと、つよく認識しました。
■京都地域創造基金が運営する、東日本大震災の復興支援基金
「つなプロ基金」
「災害ボランティア支援基金」
※届けられたご寄付は迅速に被災地復興のために使われます。
【ハラ】